テレビ映画音楽書 題:テレビ映画音楽
副 題:世界ポピュラー音楽全集3
著 者:藤井肇・野口久光・油井正一
出版社:筑摩書房
発行年:1961/6/20
世界ポピュラー音楽全集という、解説書とシート音盤を抱き合わせた企画の、
全15巻中の第3巻として出版されたものである。
日米とも、テレビテーマ音楽というものが、そろそろ注目され始めた時期である。
アメリカでは、かのヘンリー・マンシーニがピーター・ガンで注目され、
日本ではなんと言っても、フランキー・レインによるローハイドが爆発的にヒットした。
そして日本では、山下毅雄による『七人の刑事』のヒットをもって、
国産テレビ音楽というものの評価が少しずつされるようになっていく。

先に紹介したポップスNo.1とほぼ同時期、似たような企画・構成の本だが、
収録内容で重複しているものは少ないので、どちらも入手価値は有る。
この本で扱われている番組と演奏者は以下の通り。
ピーターガン、ヒッチコック劇場、
サンセット77、ペリー・メイスン(以上 前田憲男オールスターズ)
ローハイド、ビーヴァーちゃん(伊藤素道とリリオ・リズム・エアーズ)
パラディン、バット・マスターソン(寺本圭一とカントリー・ジェントルメン)
 これにも、当時大ウケだったリリオ版ローハイドが収録されている。
それを含めて、すべてがテレビ放送オリジナルとは異なる事は留意されたい。
ここに収録された8番組は、どれも本国版のテーマがそのまま使われたはずである。
解説は必要最小限といった感じだが、要を得たもので、同時代資料としても価値ある。


★★★★★ 独自採点 ★★★★★


資料性:7
  解説は要を得たもので、貴重なテーマ曲も有る。リリオ版ローハイドも聞き物。

面白さ:5
  要は得ているが、充実しているとは言えない。

必携度:6
  外国ドラママニアは入手したいところか。

入手難度:8
  ヤフオクに出れば、さほど高くなく入手できるだろうが。