テレビ・アニメ最前線書 題:テレビ・アニメ最前線
副 題:私説・アニメ17年史
著 者:石黒昇・小原乃梨子
出版社:大和書房
発行年:
これも奥付に日付が無い。
しかし「17年史」とあるのだから、昭和55年、
1980年に出された本なのであろう。
既に『ヤマト』により「アニメ」は社会認知され、
『ガンダム』も台頭し始めていた時分である。

その劇場版ヤマトで再会する事となった、
声優の小原乃梨子と制作側の石黒昇が、
そこまでのお互いの成り立ちを綴り合おう、
という事になって出した本である。

小原乃梨子は非常に芸歴が古く、元々は女優だが、
勿論、二人とも最初のテレビとの関わりから書いている。
そこから二人が一定量を交互に、
各自の時間軸に沿って話を進めるという形である。

こうした物は、書き手や書き手の制作・出演した作品に
興味を持てるかどうかが大きい訳だが、
二人ともこの時点ですらかなり幅広い活動を
経験してきていたので、様々な番組を知る事が出来る。

また、制作者と出演者が交互に自分を語っているため、
両者の視点を同時に知る事が出来るのも貴重である。
個人的には、小原のテレビ初期の出演歴が興味深い。
二人とも非常に細かく記述しているので、
貴重な話が満載である。 


★★★★★ 独自採点 ★★★★★


資料性:6
特に小原乃梨子の談は貴重な作品が多い。

面白さ:7
二人とも記憶も鮮明な当時で、話も達者。

必携度:5
二人に関しての話だけなので。

入手難度:8
あまり多くは出回っていない。