書 題:テレビ創世記
副 題:
著 者:白井隆二
出版社:紀尾井書房
発行年:1983/2/1
副 題:
著 者:白井隆二
出版社:紀尾井書房
発行年:1983/2/1
著者は、元スポーツニッポン文化部次長。
紙上でテレビ記事を書いていたからというのも有ろうが、それ以前から、妙にテレビの創生期と関わりを持つ人なのである。
例えば、高柳健次郎の浜松工高による、機械式テレビ実験の公開模様をその目で見ているというのである。
戦後の本放送が始まってからは更に間近で関わるようになったため、一般人がテレビなど見られなかったような時代、 更に、カラー放送など見られなかった時代にも、それらをモニターで見てきた、貴重な生き証人だったのだ。
初のカラー放送『赤い陣羽織』の実見談など、当時を知る者でなければ描写しえない証言で、よくぞ書き残しておいてくれたというものである。
それだけの人物が、番種を問わず、ドラマからドキュメンタリー、果てはバラエティから隠密剣士まで、ありとあらゆる創生期のテレビを語る。
文章量も多く、内容も盛り沢山で、証言の非常に少ないテレビの初期の姿を知るためには、 欠かせない本の一つと言って良いだろう。
★★★★★ 独自採点 ★★★★★
資料性:8
とにかく資料が非常に少ない初期の話が貴重。
面白さ:9
そういう時代の描写であるから、殆どの話をここでしか読めない。
必携度:9
数少ない創生期の証言。
紙上でテレビ記事を書いていたからというのも有ろうが、それ以前から、妙にテレビの創生期と関わりを持つ人なのである。
例えば、高柳健次郎の浜松工高による、機械式テレビ実験の公開模様をその目で見ているというのである。
戦後の本放送が始まってからは更に間近で関わるようになったため、一般人がテレビなど見られなかったような時代、 更に、カラー放送など見られなかった時代にも、それらをモニターで見てきた、貴重な生き証人だったのだ。
初のカラー放送『赤い陣羽織』の実見談など、当時を知る者でなければ描写しえない証言で、よくぞ書き残しておいてくれたというものである。
それだけの人物が、番種を問わず、ドラマからドキュメンタリー、果てはバラエティから隠密剣士まで、ありとあらゆる創生期のテレビを語る。
文章量も多く、内容も盛り沢山で、証言の非常に少ないテレビの初期の姿を知るためには、 欠かせない本の一つと言って良いだろう。
★★★★★ 独自採点 ★★★★★
資料性:8
とにかく資料が非常に少ない初期の話が貴重。
面白さ:9
そういう時代の描写であるから、殆どの話をここでしか読めない。
必携度:9
数少ない創生期の証言。