テレビアニメ魂書 題:テレビアニメ魂
副 題:
著 者:山崎敬之
出版社:講談社
発行年:2005年5月20日
 昭和43年から東京ムービーの文芸に属した人物で、脚本を発注するのが主な仕事だったようだ。
 従って、作品全体の構成を最も把握すべき立場であり、その立場から見た様々な作品の内情を、次から次へと語ってゆく。

 テレビ『巨人の星』では最終回に飛雄馬を死なせる予定で、原作者・梶原一騎の了解を取る所まで行っていたとか、『アタックNo.1』の主題歌作詞をした話とか、どれも興味の尽きぬ内容で、しかも臨場感の溢れる筆致なので、興味が有る人なら一気に読んでしまうだろう。



★★★★★ 独自採点 ★★★★★


資料性:7
記憶語りも、非常に詳細に語られる。

面白さ:8
当時の絵面が手に取るように伝わる筆致。

必携度:6
内容が濃いため、扱われている作品数は多いという程でもない。